ネットワークで、L2延伸のお話。

ネットワークで、L2延伸のお話。

 L3のネットワーク上にL2のトンネル(VPN)を張ることができる装置があれば、L2レベルで接続して同じブロードキャストドメインにすることは可能。ただ、ブロードキャストパケットが拠点間の通信帯域を浪費してしまう問題が発生する(ProxyARPで対応)。あと、ループも怖い(STPで対応)。ここまでは普通の機器でもなんとかできる的なイメージ。

そんなこと考えていると出てくるのが、Cisco Nexusで実装されているL2延伸に特化したOTV(MACカプセル化でフラッディングしない&STP不要)や、LISP(DNSじゃないけど、ルータのIPアドレスを解決するルーティングプロトコル)を使った構成。

ルータ入れ換え必須だし、Nexusは超高価。いずれの構成にせよ、ぶら下がるシステムが多いと同期もしくは頻度の多いバックアップデータの転送など考えて、広域イーサの帯域が100Mbps以上あってなんとかなるの?的なレベルのイメージ。そもそもシステムの要件で必要帯域も変わってくる。時間が許すなら、ひたすら待っていればいいだけかもしれないけど、現実はそうはいかない。

うーん。うーん。